◾︎メガネを安全に正しくお使いいただくために、ご使用前に必ずこの取扱説明書をお読みください。
◾︎ご使用者がお子様の場合は、保護者の方がよくお読みいただき、ご説明いただくと同時に日々の安全管理をお願い申し上げます。
表示とその意味
⚠︎:注意 誤った取り扱いをした場合に、ケガや物的損傷を負う可能性があることを示しています。
⚠️:警告 誤った取扱いをした場合に重症・失明など、重大な結果になる可能性があることを示しています。
🚫:禁止 禁止行為であることを示しています。
安全上のご注意
【⚠︎メガネに慣れるまでご注意ください】
◾︎慣れはじめは階段の昇り降りや段差にご注意ください。
◾︎車の運転は慣れてから行ってください。
【⚠️衝撃によるメガネの破損にご注意ください】
◾︎衝撃によるレンズの破損にご注意ください。
ガラスレンズはもちろんプラスチックレンズも強い衝撃を受けると割れます。
レンズやフレームの破片等で目や顔に重傷を負う可能性、破片等が目に入るとケガや失明の原因となり大変危険です。
充分に気をつけてご使用ください。
🚫◾︎激しいスポーツでは保護具(ゴーグルなど)と併用してください。
サッカーやバスケット、野球などの接触プレーのある激しいスポーツ時には、ボールや硬いものがぶつかるとレンズやフレームが破損し、破片で目や顔を負傷する可能性があります。保護具(ゴーグルなど)と併用してください。
【⚠️太陽を直視しないでください】
🚫◾︎無色、カラーレンズにかかわらず、太陽や強い光を絶対に直視しないでください。目を痛め、失明の原因となります。
【⚠️メガネによる火傷・凍傷・火災にご注意ください】
🚫◾︎高温になる場所でメガネを使用したり、置いたりしないでください。
サウナなど高温の場所にメガネをかけたまま入らないでください。火傷や火災の原因になります。
🚫◾︎凍傷の危険のある場所では、使用しないでください。
冷凍庫内など温度が著しく低い場所では、金属性フレームに触れる部分が凍傷になる危険がありますので使用しないでください。
【⚠︎メガネのガタつきにご注意ください】
◾︎レンズのゆるみにご注意ください。
◾︎毎日点検してからご使用ください。
レンズを止めているネジは正しく取り扱っていてもゆるむ事があります。
レンズのゆるみやガタつき、部品の脱落がある場合にはご自身で調整せず、必ず当店までお持ちください。
【⚠︎メガネの傾きやズリ落ちにご注意ください】
◾︎メガネの傾きやズリ落ちは、事故やケガの原因となります。
メガネは顔の正しい位置にかけていないと物が歪んだり、ボヤけたり、見え方に支障をきたす恐れがあります。
◾︎メガネが変形すると肌を傷つけることがあります。
【⚠️特殊作業の保護機能はありません】
🚫◾︎保護眼鏡としては使用できません。
一般の眼鏡レンズは、衝撃や溶接作業、特殊用途用紫外線、レーザー光線、X線などから目を守る保護機能は持っておりません。
これらの用途には使用しないでください。
【⚠︎メガネによるかぶれなどにご注意ください】
◾︎アレルギー体質の方へ。
フレームが肌に触れる箇所にかゆみ、かぶれ、湿疹など異常が現れた時には、すぐに使用を中止して皮膚科の医師の診断を受けてください。
治療と共に、体質にあった材質の部品またはフレームに交換することが必要です。
◾︎フレームの表面層のはがれやヒビ割れにご注意ください。
フレームは経年変化によって表面層のはがれやヒビ割れによる素材の露出や変化が起こる場合があります。
そのままお使いになるとアレルギーを起こす場合がありますので、ご注意いただくと共に定期点検をお受けください。
【⚠︎落雷にご注意ください】
◾︎落雷の危険がある場合はメガネをはずしてください。
【⚠︎温度差による急激なレンズの曇りにご注意ください】
◾︎レンズが曇ったらはずして拭いてください。
フレームのご注意
◾︎故意に変形・改造したり、キズをつけたり、無理に力を加えないでください。素材の劣化による折れの原因になります。
◾︎各部の素材は経年変化や摩耗、ゆるみなどにより変色、変形したり、折れたりする場合があります。
◾︎海水浴など塩水がかかる場所では使用しないでください。塩分によりサビを発生させ、テンプルが折りたためなくなるなど各部素材の劣化の原因となります。
◾︎整髪料、化粧品などがフレームに付着した場合は、すぐに拭き取ってください。プラスチック部分や塗装部分の劣化、変色、変質の原因となります。
また、ベンジン、シンナーなどは汚れ取りに使用しないでください。
【⚠️セルロイドフレームは170℃で燃え出します】
◾︎高温、高熱にご注意ください
セルロイド材を使用しているフレームは、約170℃で燃え出します。ストーブなどの火のそばに置かないでください。
【⚠︎ふちなしフレームは、特にネジのゆるみにご注意ください】
◾︎ネジのゆるみや枠の変形にご注意ください。
レンズに穴を開けて固定するふちなしフレームは、構造上ネジのゆるみや枠の変形が起こりやすいフレームです。
レンズの外周がむき出しになっていることと、レンズに穴をあけているために、縁のあるフレームと比較してレンズ割れの可能性が高いフレームです。丁寧に取り扱うようにしてください。
ネジの保護ナットがはずれた場合は、直ちに使用を中止し、修理のため当店にお持ちください。
そのままではネジで顔や目を負傷する恐れがあります。
【⚠︎ナイロールフレームはナイロン糸の劣化にご注意ください】
◾︎レンズを吊り下げているナイロン糸の劣化にご注意ください。ナイロン糸の劣化により糸が切れて、レンズがはずれる場合があります。糸は消耗品ですので一年を目安に点検を受け、交換を行ってください。
◾︎熱や衝撃にご注意ください。ナイロン糸は熱や衝撃で切れることがありますので、火のそばに置いたり、ぶつけたりしないでください。
鼈甲・宝石付フレームをご使用の方へ
◾︎鼈甲フレームは乾燥や温度差によるヒビ割れにご注意ください。
鼈甲は動物性素材をニカワで接合しているため、乾燥や激しい温度差を与えるとヒビ割れする場合があります。
特に冬季は、材質が硬質化し軽い衝撃でも欠けることがありますので充分ご注意ください。
🚫◾︎鼈甲は超音波洗浄器には入れないでください。
超音波洗浄器によるクリーニングは、破損の原因になりますので絶対にしないでください。
⚠︎◾︎宝石付フレームは宝石が超音波洗浄によって、損傷する場合があります。
レンズのご注意
【⚠︎凸レンズ使用のメガネは、太陽光の当たる場所に放置しないでください】
◾︎凸レンズは光を集める作用があり火災の原因となる場合がありますので、直射日光の当たる場所には置かないでください。
【⚠︎レンズにキズやヒビが生じたメガネで運転しないでください】
◾︎レンズにキズやシミ、ヒビ割れが生じたメガネは使用しないでください。視力低下の原因となるほか、光が当たりますと乱反射して見えにくくなります。特に夜間運転には使用しないでください。
◾︎プラスチックレンズは経年変化で変色、収縮することがあります。また、砂埃が付着したままレンズを拭きますと表面がキズつく場合があります。
◾︎レンズが濡れた場合は、すぐに拭き取ってください。レンズ表面に水滴が付着したまま放置しますと水焼けの原因となり見えづらくなります。
◾︎温泉や化学薬品を扱う場所などで使用するとレンズが変質、劣化することがありますので使用しないでください。
🚫◾︎高温(55℃以上)にさらさないでください。
プラスチックレンズは、55℃以上の高温や温度差(例:-20℃〜常温)があるとコート膜にヒビが入る場合があります。熱によってレンズが変形しフレームから脱落する可能性や、度数が変化して見え方に悪影響を及ぼす可能性があります。
【⚠️濃いカラーレンズは運転および路上では使用しないでください】
◾︎濃いカラーレンズでの運転や操縦は危険です。
トンネル内や屋内の暗い場所、夕暮れ時、夜間運転には不適合です。場合によっては昼間でも光量不足で視力が低下し、大変危険です。
🚫◾︎濃度がおよそ92%以上(視感透過率8%以下)のレンズは、昼間でも光量不足で視力が低下することがあり、大変危険ですので、運転及び路上では使用しないでください。
🚫◾︎夜間、夕暮れ時の運転及び路上では使用しないでください
濃度がおよそ25%以上(視感透過率75%未満)のレンズは、光量不足で視力が低下することがありますので、夜間や夕暮れ時の運転及び路上では使用しないでください。
🚫◾︎青、緑、赤、などの特殊カラーレンズは運転及び路上では使用しないでください。
信号が識別しにくくなりますので、運転及び路上では使用しないでください。
【⚠︎偏光レンズにおける車の運転やレンズの取扱いにご注意ください】
🚫◾︎車のフロントガラスの種類(熱強化ガラス)によっては、ゆがみが見える物もあります。その場合は視界が悪くなりますので使用しないでください。
🚫◾︎水や超音波洗浄器には浸けないでください。濡れた時もすぐに拭き取ってください。水分の影響により変質し、使えなくなることがあります。
🚫◾︎化粧品や化学製品がついた場合、すぐに水で洗い流してください。そのままにしておきますと、偏光膜が侵され使えなくなる場合があります。
【⚠︎調光レンズにおいて、暗い場所でレンズの色が濃くなった状態での運転は危険です】
🚫◾︎暗い場所でレンズの色が濃くなった状態で、運転はしないでください。
レンズの色が濃くなった状態でトンネルや暗い場所に入ったり、夕暮れ時の運転をすると、光量不足で視力が低下することがあります。大変危険ですので使用しないでください。
◾︎調光レンズの特徴
調光レンズは紫外線を受けると色が濃くなり、濃くなった状態から紫外線を遮断すると淡くなります。色が濃くなった状態から淡く戻るまで時間がかかります。
【⚠︎UVカットレンズを業務用の紫外線保護として使用しないでください】
🚫◾︎紫外線保護メガネとしては使用できません。
UVカット加工は通常使用での有害な紫外線をカットする程度の加工であって、業務用の保護メガネとしては使用できません。
メガネの取り扱いについて
◾︎メガネのかけはずしは、必ず両手で行ってください。
◾︎メガネのゆがみは当店にお持ちください。
◾︎高温の場所に置かないでください。
◾︎持ち運びの際やご使用にならない場合はメガネケースに入れ保管してください。
◾︎流水で砂やホコリをよく流してから専用メガネ拭きなどで水気を充分に拭き取ってください。
◾︎から拭きは傷の原因となりますので、おやめください。
◾︎ベンジン・シンナー及びアルカリ性の洗剤(石鹸、ハンドソープ、ボディソープ)、酸性洗剤は汚れ取りに使用しないでください。
視覚カビ取り剤、薬剤(トイレ、浴用洗剤)、化粧品、整髪料、ヘアスプレー、油、汗、レモンなどの果汁などがついた時は、すぐに水洗いをしてよく落として拭き取ってください。
快適且つ安全にお使いいただくため、半年に一度は当店で定期点検をお受けください